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hajimetenoblogid’s diary

このブログは、反安倍ファシズムのすべての人々と連帯するために、米村明夫が書いています。

ファシズム台頭の背景(5)――安倍政権の場合(その3)--「戦前の持続」と対米従属

 安倍ファシズム政権の国際的な位置づけをしたいと思います(今回はそのための序論に止まっています)。

 これまでこのブローグでは、ファシズムの行動の特徴、目的、国際的な背景(歴史的な位置)を議論し、安倍ファシズム政権について、それが2つのグループがによって構成されていること、すなわち、①の大資本・官僚グループと②安倍自民党とそれを支持する極右勢力によるグループがあること、を指摘しました。

 そして、②のグループが政権につき、秘密保護法制定の時に、ファシズムの行動が明確化したこと、まで説明してきました

ファシズム台頭の背景(4)――安倍政権の場合(その2)――ファシズム政権と呼ぶ理由 - hajimetenoblogid’s diary

 また、その後のいくつかのブローグで、こうしたファシズムとの規定したことの適切性の説明やあるいはクーデターとしてとらえることについて説明してきました。

 それらの説明は、安倍政権については、そのファシズムとしての行動の特徴に焦点を当てたものでした。

 しかし、安倍政権ファシズム的性格をより深く捉えるには、その目的(役割)・イデオロギーを理解することが必要であり、さらに、そのために国際的な視点から、彼らの目的(役割)・イデオロギーの位置に焦点を当てて理解することが必要です。そうすることによって、今後のことについても考えることができます。

 すでに、①大資本と官僚のグループは、完全な対米従属グループであることを指摘しました。これは、かつての植民地の買弁資本や官僚と同じものだといってよいと思います。従属下で、自らの経済的利益、地位の獲得を求めるものです。彼らにとって対米従属は、大前提、規定の条件です。

 これに対し、安倍、麻生等の自民党とそれを取り巻く極右グループは、「完全な対米従属」を手段と考えています。それは何のための手段かといえば、彼らが考えている国際社会の中で、日本国家を強大なものに、高い位置に置くことです。

 その世界観(国際社会観)は、基本的に戦前の大日本帝国の国家観と変わっていません。強い軍隊と天皇を頂点とした集権的な体制で世界に臨もうとするものです。彼らの世界観からいえば、これは特殊なものではなく、リアル・ポリティークであり、他国も同様の行動をとっているのであって、その意味では現在の国際関係も戦前のそれと変わらないのです。

 戦争の勝ち負けがあったことは事実としても、民主主義の歴史的勝利であるとか、民主主義が国民が望んだものだ、というようなことは一切認めません。

  国際的にも、国内的にも、彼らにとって平和や民主主義は、価値的に敵視すべきものですが、事実として受け入れざるを得ない場合や、それを彼らの目的に利用できるならば、手段としては、利用します。ナチスと同じです。

 何故、このような戦前にそのままつながるような価値観を安倍自民党、極右勢力は主張するのでしょうか。

 安倍自民党と極右勢力が、戦前の価値観に回帰しながら、同時に軍事的にも対米従属を完全化するのは矛盾しているのではないでしょうか。

 後者の疑問については、その答として、彼らにとって、対米従属は手段だ、と述べておきました。

 しかしこれらの問題の回答を探し、あるいは上で述べたような回答をより深めていくには、第2次世界大戦における日本の敗戦をめぐる国際的関係に遡って議論する必要があります。

 次回以降にそれを議論します。