「市民革命」の第2、第3段階--立憲統一戦線政府の樹立
昨日、「世に倦む日々」氏が「国会前で午前中から、直射日光の中、黙々と『9条守れ』のプラカードを掲げる年配の方々にスポットライトを当てるべきだ」とツウィートしていました。
私もたまたま7月13日(月)の午前に参加して、私はさっと木陰のある側に行ったのですが、目の前の反対側にいる方々は、文字通り直射日光の側で、堂々と、私より前から、私が去ろうとした時もまだ続けていらっしゃる、そういう方々がいっぱい、いらっしゃいました。
夕刻の若い人もいる大勢の集会とは、正直言って、天地の差、午前のは、「個人的(肉体的、心理的)には難行苦行」というのは、「世に倦む日々」氏が指摘される通りです。
運動をずっと前から続けて今を支える、あの年配の方々に深い感謝の意を表します。
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私達の「新しい市民革命」は、国会前を拠点としながら、日本中で、「採決強行不可能な水準まで、安倍政権の支持率を低下させる」に直結させる様々な行動として、成功裏に進行中です。
私は、エラソーにいうのは気が引けるのですが、やっぱり必要だと思うのでいわせてください。
「採決強行不可能な水準まで、安倍政権の支持率を低下させる」というのは、「新しい市民革命」の第1段階です。
今から、この「新しい市民革命」の第2、第3段階を考えて少しでも合意ができていれば、今の第1段階もさらに力づけられるように思います。
「新しい市民革命」の第2段階は、立憲統一戦線「選挙制度改革」政府の樹立です。
立憲統一戦線(党)を結成します。その党首、要所には、運動を支える憲法学者達、運動の様々なリーダー達を、据えます。
(党)としたのは、これは選挙を闘うための政党組織ですが、私達市民革命の運動が支えるものだという意味で、「党」と名乗らずに、「統一戦線」としました。
立憲統一戦線「選挙制度改革」政府の使命(公約)は、3カ月間の間に、国民の総意を反映する選挙制度を作り上げ、実施することです。本質的な公約は、それだけでいいと思います。
具体的には、小選挙区制を廃止して、中選挙区制を復活させます。一票の重みを平等にします。選挙活動をより自由なものとします。
この政府は、成立3カ月以内にこの選挙制度改革を終えて、解散し、新しい制度の下で、総選挙を実施します。
ここまでが、この市民革命の第2段階です。
この「選挙制度改革」公約の下であれば、民主党、共産党、社民党、国民の生活、等の各党が、立憲統一戦線(党)に参加できるようになります。そして、統一候補を立て、自民・公明候補と対決、勝利していくことが可能となります。
「新しい市民革命」の第3段階の内容は、立憲統一戦線(党)の次の統一公約によって示されます。
・2045年に、「100年平和記念祭」を国際的規模で開催する。
・立憲主義を確固たるものとし、さらに国民のものとして発展させる。
・そのため、天皇、摂政、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員の憲法を尊重・擁護義務を徹底する。
・そのため、この70年間の憲法の果たした民主主義と平和への貢献を学者と市民を中心に総括する作業を行ない、2年後に報告書を提出する。
・10年間、現行憲法の改正は行なわない。
・外交、安保政策は、現行憲法の精神を基本として、少しずつ、この精神に現実を近づけていく。
・沖縄の基地の問題を、自分達(本土全体)の問題として受け止める。
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「新しい市民革命」の第3段階では、立憲統一戦線(党)は、学者や市民の議員(立憲統一戦線(党)プロパーの議員)を多数擁すると同時に、参加議員(党)として、他党所属議員も、統一公約を認めれば、その参加者となります。
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どうでしょうか。
このアイデアのみそは、市民革命の第2段階、3カ月間の選挙改革政府を入れたことです。
民主党と共産党の角逐の問題を考えると、ずっと、頭が痛かったのですが、これでこの問題の突破が可能ではないでしょうか。
そして、この方向が見えてくるなら、私達にとってもさらに展望が開け、自民や公明に対する早くからの内部分裂促進剤として働くのではないでしょうか。
皆さん、とりわけ、総がかり行動実行委員会等の運動を担っている方々、連日の闘争で忙しい真っ最中だと思いますが、さらに、上記のことを議論、検討していただきたく思います。
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下記のポスターの標語は、「平和」という言葉を、ファシスト安倍政権から取り戻し、清めようという意図も込められています。