ビバ、高校生!
8月2日の渋谷の高校生集会に、5000人が参加したという記事が、東京新聞のトップを飾りました。
感激です。
2003年のイラク戦争の時、フランスでは高校生を中心に9万人の反戦デモがあった、という報道がありました。
デモは、重要な人権の一つです。当然、高校生もする権利を持ちます。
2003年の時、私は暗い気持ちになりました。
--日本の高校生は別世界だな。
--私達は、私は、日本社会をこんなものにしてしまった。若者が世界を見る、未来を見る、そういう当然の権利を行使する環境、それを作る責任を全然果たせなかった。
--でも何が悪かったんだろう。個人として、何ができたんだろう。
今も未だ、高校生の行動が権利だ、という角度から見て、報道しているものは少ないように思います。
しかし今、うれしいことに、高校生自身が堂々と自らの権利を宣言し、自らの未来、日本の未来、世界の未来を、トーキョー、シブヤで語っています。
トーキョー、シブヤとカタカナで書いたのは、日本における「街頭」を象徴する意味です。「街頭」は、また「公共の場」を実体化する重要な場所です。
日本中の高校生が自らのデモする権利、政治学習をする権利を行使してほしいと思います。
家族や大人や先生はそれを積極的に擁護しなければなりません。
でも、繰り返しになりますが、すでに周囲の思惑を超えて、高校生達が自分達で集まり、堂々と声を上げ始めたこと、私は、そのパワーに接して、うれしくてしかたがありません。