溝に落ちた犬は打て--「生肉」のコマーシャルを軽視してはならない
安倍内閣支持が急落して、37.7%になったのはうれしいことです。
フジテレビでの首相出演、「生肉」付きプラモデルによる説明が、ネット界ではたいへん不評です。
ただここで気になったのは、また、運動の側での上から目線のコメントが多くを占めていることです。
この「生肉」パフォーマンスが安倍首相にとって逆効果であるという指摘もあります。
しかし、いくら安倍とそのブレーン達が、理論的・知的に低レベルであるということを明らかにし、嘲ったところで、それは、私達のうっぷん晴らしに終わりかねません。
彼らの目的は、理論的・知的に勝利することではなく、政治的に勝利、支配することです。
このプラモデルのパフォーマンスも、安倍本人が考えているというよりも、広告会社の大衆心理を「科学的」に分析、応用しているプロがマネジしていると思います。
彼らのターゲットは、残る37.7%にあり、そこが維持できれば十分だと考えているはずです。それには、あの「生肉」コマーシャルが効果的だと計算しているのです。
小林節氏は、この闘争を「忍耐合戦」だと言っているそうです。私もそう思います。
集団自衛権の問題を「火事」の例えで語ることの誤りは、すでに女子高校生に論破されている、ということがネットでは指摘されています。
しかし、敵は論破されていても、繰り返し繰り返し、相手が疲れるように、議論したくなくる様に、同じことを言ってきているのです。そして彼らは、37.7%の人をけむに巻いてしまえばいいのです。
私達も、忍耐強く、すばやく的確に対応する必要があります。
「溝に落ちた犬は打て」という諺があります。--支持率の急落で安心してはだめです。もっともっと、落としましょう。
私は、こんなプラカードを自分の家の垣根にはったり、出勤の時に、かばんにつけたりしています。
集団自衛権は、「消火」ではなく、「点火」活動だ!