2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
共和制を理想とする「共和制派」勢力・支持者は、現在、最近の天皇の「お言葉」をめぐって、政治的に非常に難しい判断を求められていると思います。 この共和制派は、「現時点での積極的共和主義派」と「現時点では象徴天皇制を容認する消極的共和主義派」、…
今回は、「象徴」について議論する前に、天皇の世代交代やその後の時間の経過、政治状況の変化によって新しい状況・構図が出現しているということについて議論しておきます。 このことは、さらに未来のことを考えるとはっきりします。 例えば、イヤな仮定で…
今日は、本論に入ります。 私は、昭和天皇から平成天皇への代替わりによって、憲法の象徴天皇制の性格の変更(解釈変更)の可能性が開かれたと考えます。 この新しい解釈が、私が「人間的公務員『天皇』制」と呼ぶものです。*1 この解釈変更は、共和制支持者…
今日も少し、本論から脱線します。 天皇の「お言葉」に関して、法律家でない人達の論評の中に、「重い問題提起だ」という意見と「これは、第2の天皇人間宣言だ」という意見があります。 私は、これらの論評に共感するものです。 そして、世論調査を見ますと…
(これは、9日にアップしたものを、論理的に整理し直し、10日の午前にアップした、新しいバージョンです。) 「お言葉」を文章で読みました。 いつも思うことですが、天皇と皇后の文章の日本語はとても美しいですね。 教育、教養、人格が出てくるのでしょう…
もう、天皇の生前退位に関わる「お気持ち」が発表されました。その前に、このシリーズは、書き終わるつもりでしたが、間に合いませんでした。 ただ、意味がなくなってしまうことはないので、なるべく要点に絞る形で、続けます。 1.革命としての国民主権と…
このブローグでは、「天皇の政治的行為、発言をめぐって」のシリーズ等、天皇制について何回も書いてきました。 8日に、生前退位に関わって、天皇のビデオ放送があるということで、安倍首相のコメントやその他で百家争鳴となる前に、私の基本的考えを明確化…
前回、民進党に不安と不信を覚える、と書きました。このことを別の角度から言います。 私は、参院選も野党共闘は敗北したと考えています。そして、都知事選での敗北も合わせ、そのこと自体は、基本的に、安倍ファシズム政権に反対する勢力が力不足であった結…
都知事選では、石原慎太郎氏と同じ極右の人物である小池ゆりこ氏が勝利し、野党共闘の鳥越俊太郎氏は、自民公認の増田寛也氏にも負ける残念な結果となりました。 都知事選の敗北について、いくつかの議論を読みました。多くが、鳥越氏が都政を知らないまま、…