hajimetenoblogid’s diary

このブログは、反安倍ファシズムのすべての人々と連帯するために、米村明夫が書いています。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ファシスト達の願望、権力表出への欲望--徴兵制の復活

「デモの誘い真面目に読む日が来るなんて」金井柚季奈(21) これは、東京新聞(2015.07.29)の平和俳句です。 日常性とはっとさせられる真摯な瞬間が切り取られた、印象的な句でした。 ********************************************************************…

代替策を湧出し、豊富化する憲法の平和主義--南シナ海への自衛隊派兵に抗して(1)

2013年に、秘密保護法が議論された時に、これが戦争を準備するものだ、という指摘がありました。しかし、かなりのマスコミとそれに影響された人々は、それを大げさなものと受けとりました。 今回の戦争法案についても、当初は、戦争を準備するものであること…

「立憲統一」のための提案の送付

本日、e-mailで、以下を「総がかり行動実行委員会」を構成する3つの団体とSEALDsに送りました。内容は、このブローグですでに述べたことです。皆さん、忙しい真っ最中で、邪魔にならずに少しでも役立てばいいのですが。 **********************************…

危機が生み出す「市民」--理論的メモ (3)

今日は、昨日に続き、 意思表示する市民が多数となるのが困難な歴史的条件の中で、②現在起きている運動が、そうした条件を乗り越えようとする「革命」的な意味を持っていること、を議論します。 この議論のためには、今日は、日本人の意識に焦点を当てたいと…

危機が生み出す「市民」--理論的メモ (2)

この理論的メモでは、①西欧で見られる意思表示する「市民」が何故、日本では多数とならなかったか、という歴史的条件、②そうした中で、現在起きている運動が、そうした条件を乗り越えようとする「革命」的な意味を持っていること、これら2点を議論したいと思…

危機が生み出す「市民」--理論的メモ (1)

昨日は、SEALDs主催の国会前集会に行ってきました。村山元首相の挨拶もありました。 私は、今の事態は日本史、世界史に刻まれる重要なものと感じていますので、集会での盛り上がったライブ感がたまらないです。 同時に、社会科学研究者として、狭い専門を超…

溝に落ちた犬は打て--「生肉」のコマーシャルを軽視してはならない

安倍内閣支持が急落して、37.7%になったのはうれしいことです。 フジテレビでの首相出演、「生肉」付きプラモデルによる説明が、ネット界ではたいへん不評です。 www.youtube.com ただここで気になったのは、また、運動の側での上から目線のコメントが多くを…

「俺様ルール」の不思議--「遅れた」日本、「進んだ」日本(2)

山崎氏の指摘する「研究者は政治的な発言はするべきでない」という「意味のわからない『俺様ルール』」の正体は、何でしょうか。 それは、日本社会にある同調圧力だと思います。よくいう「空気」というのも同じです。 私が、「永続市民革命(4)」で述べた…

「俺様ルール」の不思議--「遅れた」日本、「進んだ」日本(1)

このブローグをきっかけに、昔の友人達が色々な形で反ファシズムの闘いに参加していることが分かってきました。 うれしいです。まだ長い闘いが続きます。 このブローグを読んでくださっているすべての方、体を大切に、ゆっくり休養を取りながら、少しずつ進…

(補論)「市民革命」の第2、第3段階--立憲統一戦線政府の樹立

昨日の議論を補います。 「市民革命」の第2段階では、小選挙区制の廃止、中選挙区制の復活をすばやく行ないます。 これは、民主主義の制度としては、最も肝心と言える国会議員の選出を、真に国民の総意を表すものとするために、必須です。 しかし、今の多数…

「市民革命」の第2、第3段階--立憲統一戦線政府の樹立

昨日、「世に倦む日々」氏が「国会前で午前中から、直射日光の中、黙々と『9条守れ』のプラカードを掲げる年配の方々にスポットライトを当てるべきだ」とツウィートしていました。 私もたまたま7月13日(月)の午前に参加して、私はさっと木陰のある側に…

100年平和記念祭--アジア、世界の人々、首脳と盛大に祝おう

まず100年の平和を--「新しい市民革命」を静かに、広く、深く - hajimetenoblogid’s diary で書きましたが、「30年後に100年平和祭を祝いたい」というSEALDsの学生のこのすばらしいアイデアを、家族の協力を得てポスターにしてみました。 この記念祭の…

事件は国会内で起きているのではない。国会前で、街頭で起きているのを、世界が見ている。

もう海外のニュースは、日本の国会の動きよりも、運動の広がりに注目しています。 これは当然のことです。どこの国でも、政治の大きな動きが国民の運動によって決まっていくことは、ジャーナリズムの常識だからです。 その現場を記者の肌で感じながら報告す…

まず100年の平和を--「新しい市民革命」を静かに、広く、深く

運動から学ぶことはいっぱいありますね。 「まず100年の平和を」というのは、SEALDsのツウィートの中にあったものです。この戦争法案を廃案にして、30年後に、100年平和記念祭を祝いたい、というのです。 すばらしい発想、感性ですね。多くの人の共感を呼ぶ…

ライブの民主主義--ライブな幸せ

昨日は、SEALDsによると、10万人が国会前に集まったそうですね。 私は、昨日はお休みさせていただき、鋭気を養いましたので、今日、明日と参加するつもりです。 秘密保護法案の成立以来、ずっと危機感を募らせていました。しかし、今やこの危機感が広範な人…

敵は学び、私達は学んでいない--統一戦線が語られない異常

昨日、日比谷公園での集会と国会請願デモに参加してきました。 そこで、与党は本日、特別委員会で強行採決予定という報告があり、午前中から国会を取り巻こうという提起がありました。 総がかり行動実行委員会という組織が、これまでの戦争法案反対行動の提…

正しいレッテル貼りの緊急の重要性--自民党は、「違憲・クーデター」党だ。

「戦争法案」という正しいネーミングが必要なように、自民党にも、正しいネーミングを与えることが、緊急に重要性を増しています。 強行採決をしようとしています。 私達が勝利して、内閣打倒に成功する可能性もあります。 そしていずれにせよ、総選挙の可能…

「70年間の平和」の国際的意味--"新しい平和体制"と"古い戦争体制"

日本は70年間、攻めること攻められることなく、また、直接には殺すこと殺されることなくここまで来ました。 それは、改めて憲法のおかげだと深い感謝の気持ちが湧きます。 小林節氏等、かつて改憲を語っていた多くの方が、現時点では、この70年の平和の重み…

「守れ日本を・・アベから」、「守れ沖縄を・・アベから」--リアリズムの話

「アベから日本を守れ」、「アベから沖縄を守れ」--これは、金曜の集会で、「おっ、いいな」と思ったシュプレヒコールです。 国際政治のリアリズムというようなことを言う人がいます。 例えば、藤原帰一氏は、 日本は米国と同盟を結んでおり、その日米同盟…

戦争を許すな、「死者を盗む者」を許すな--SEALDsの集会に寄せて

昨日続いて、学生グループSEALDs主催の国会前集会に行ってきました。 ぐっと元気で、コールもリズムがありました。19:30分くらいになったら、人が混み始め、21時くらいには、1万人と言っていましたが、最後には、1万5千人という報告がありました。 一昨日は…

人権宣言の国のライブな話--あなたも、いかが?

昨日、友人がさらに友人を誘ってくれて、皆で国会前の集会に参加しました。 後で、その一人がこんな話をしてくれました。 フランスの銀行でのことです。 ある女性と、ある仕事について、「じゃあ、急いでやりましょう」と話し合った翌日、その女性が会社を休…

ファシズム、クーデター、そして「最高独裁者」としての安倍首相

このブローグの目的は、少しでも多くの人に安倍政権の危険性をわかってもらうことです。そのために、ファシズム、クーデターといった強い言葉でそれを訴えてきました。 もしかしたらこうした強い言葉は、「強すぎる」と思われていたかもしれませんが、この数…

ファシズム政権に癒着する者の本当の単純な動機

是非、下の方の記事をお読みください。 私のブローグより、ずっと説得力があるように感じます。 ある方が、ファシズム政権に対する協力者としての財界(大資本)の実像についての体験を記述したものです。 タイムラインの写真 - Hitoshi Kawashima | Faceboo…

私達の課題としての子供の権利

昨日は、私の高校時代の「政治活動禁止」のことを話しました。 次に、現在の話です。生徒の政治活動ではなくて、授業が問題にされたことが報道されています。 山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki 7月5日 安保関連法案:山口の高校授業で模擬投票…県教委は問題視(毎…

個人史、日本史、世界史をつなぐもの--平和と民主主義

私は、1967年に高校入学しました。日本がアメリカのベトナム侵略戦争に加担するのがとても苦痛でした。高校生は政治活動禁止という「規則」がありましたが*1、ベトナム人民支援の募金活動に参加しました。 この時の重要な運動組織の一つとして「ベ平連(「ベ…

アメリカの「独立宣言」、日本の「平和憲法」--民主主義の声

堤未果氏が次のように述べています。 幼いころから米国は憧れの国でした。 ・・・ 大好きなこの国で一生暮らすことを、当然のように決めていました。 そうした印象がすべて崩れたのが「9・11」のテロでした。職場が世界貿易センターの隣だったため、あの朝も…

民主主義のライブ--行動へ

昨日は、2週間ぶりに、国会前の集会に参加してきました。民主主義のライブです。戦争法案が違憲だと思う人は、是非一緒に参加しましょう。私達の意思表示をさらに拡大していく必要があります。 1年半前の秘密保護法を強行して以来、安倍政権は勝負に出てい…

倫理としての唯物論--ファシズム政権を目の前にして(2)

前回に「①自分の意識から独立した外界の存在を認める立場」が唯物論だと言いました。 もう一つ唯物論について重要なことがあります。それは、「②その外界について、経験や調査研究を通じて、知っていくことが可能である」と考えることです*1。 歴史の例を挙…