hajimetenoblogid’s diary

このブログは、反安倍ファシズムのすべての人々と連帯するために、米村明夫が書いています。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

他人の自由を嫌う人々と新自由主義・ファシズム(2)--「音楽に政治を持ち込むな」という「政治」がなぜ活性化するか

まず、新自由主義が一般的な人々の間での感情的、攻撃的な「政治」を作り出したことを説明します。 新自由主義を、経済思想として把握すると間違いに陥ります。 フーコーは、それを統治技術としてとえらえました。1970年代後半です。 なんとすぐれた政治的・…

音楽・政治・バエズ・クエーカー・スピア・魔女・愛・政治

歴史が意外なところから、すごい速さで動いています。イギリスのEU離脱について近いうちに書きます。 ******** 前回、音楽と政治の話をして、連想ゲーム的に思い出したことがあります。 中学校時代に政治性、社会性を持った音楽として、フォークソングが流行…

他人の自由を嫌う人々と新自由主義・ファシズム(1)--「音楽に政治を持ち込むな」という「政治」がなぜ活性化するか

最近、フジロック・フェスティバルに関して「音楽に政治を持ち込むな」という主張が、ネットの中で叫ばれている、ということを知りました。 この世の殆んどの音楽ジャンルが「反体制」だった!? フジロック問題で喚くネット原住民が知らない現実(NAVA…

歴史のすばらしい贈り物--日本国憲法(VIII)--官僚言語の正反対にあるもの

前回、ベアテによって女性の権利が憲法に明示されたことを書きました。 「明示する」「宣言する」ということはとても大切なことです。 「そんな青二才のようなことをいうな」「曖昧にするのが、大人の態度である」というような圧力が法外に強いのが日本です…

歴史のすばらしい贈り物--日本国憲法(VII)--ベアテのこと

明日(6月19日、日曜)国会前で、怒りと悲しみの沖縄の県民大会と連帯する集会があります。私も参加するつもりです。どうぞ、皆さんも。 午前には、参院選のための野党支援の集会が有楽町であります。こちらは、私も支援していますが、都合で参加できませ…

歴史のすばらしい贈り物--日本国憲法(VI)--(4)保身の宮沢俊義教授「8月革命」論

かなりしつこく、宮澤「八月革命論」を続けています。 私の基本的意図は、この間および今後も、安倍政権、ファッショ勢力が壊憲のための行動を続けることは明らかなので、それにきちんと抗する護憲の構えを構築しておきたい、ということです。 この護憲の運…

歴史のすばらしい贈り物--日本国憲法(V)--(続・続・続)保身の宮沢俊義教授「8月革命」論

1946年3月6日、日本政府は、「憲法改正草案要綱」を発表します。4月10日は、戦後初めての衆議院選挙(女性も参政権を得た)です。宮澤は、5月に、『世界文化』に「八月革命と國民主権主義」という論文を発表しました。宮澤によるとその原題は「八月革命の憲…

歴史のすばらしい贈り物--日本国憲法(IV)--(続・続)保身の宮沢俊義教授「8月革命」論

前回のブローグで、右派の論者、江藤が ② もともと存在していたからこそ「復活」が可能なのであり、帝国憲法と「民主主義的傾向」は、決して相互矛盾的価値関係にあるものではない、と解し得るのである。 と 主張したこと、これは子供騙しの論理であることを…

歴史のすばらしい贈り物--日本国憲法(III)--(続)保身の宮沢俊義教授「8月革命」論

歴史を語る時、しばしば必然と偶然ということが議論されます。 敗戦から1950年代までは、この必然と偶然が交錯する政治の季節であり、様々な人々、勢力がその中で動く様、それによって大きな流れや制度が形成されていく様がわかってくると、胸がわくわくして…

歴史のすばらしい贈り物--その第1弾としてのポツダム宣言--誰が何を誰に

前回、世界システム論的かつ歴史的視点が必要だと述べ、ポツダム宣言を出発点とする必要性を指摘しました。 そして、日本によるポツダム宣言の受諾は、日本の敗北--それは世界の人々が血を流して得たものでした--の結果としての国際公約だと言いました。…

歴史のすばらしい贈り物--日本国憲法(II)--保身の宮沢俊義教授「8月革命」論

東京新聞に、若者らは「押しつけ憲法なら、こんなステキな憲法をくれたアメリカにありがとうと言いたい」と叫んでいたのを聞いて、護憲の立場の弁護士が「頭をがつんと殴られた気分だった。学生にここまで言わせてしまう大人の責任を痛感した」という話が載…

歴史のすばらしい贈り物--日本国憲法(I)

ブローグを書いていて、途中のまま次のテーマ(シリーズ)へと移ることが何回もありました。一つは、まわりの話題が変化していることがありますが、話が途中になってしまうより大きな理由は、そのテーマを調べていくと、もっと調べる必要がある、それから、…

民主主義って何だ!(その10)--沖縄で私達は何を見つめるのか(II)--近代国家と民主主義

6月5日(日)は、14時から国会周辺で、選挙での野党勝利のための大集会(総がかり行動)があります。私も参加するつもりです。皆さんも、是非どうぞ。 ******************************** 私達は、沖縄をどのように見てきたのか?このことを議論します。ここ…