hajimetenoblogid’s diary

このブログは、反安倍ファシズムのすべての人々と連帯するために、米村明夫が書いています。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

志位委員長と知的誠実さ--歴史を直視し、対米従属を確証し、その意味を純朴に語ること

共産党の志位委員長の党首討論(5月20日)でのポツダム宣言、国会質疑(26日、27日、28日)での戦後史における対米従属史を扱った議論がネット上で話題となっています。 「世に倦む日々」氏が28日の質疑を30日付のブローグで以下のように絶賛しています。 &a…

ファシスト安倍の言動--社会科学的分析の意義

安倍首相が「早く質問しろよ」「おおげさなんだよ」と、辻元議員にやじったことが報道されています。 これは、安倍首相が議員、議会に対する尊重を欠いていること、粗暴、傲慢な性格を表しており、ネット上でも強く批判されています。 同じく、首相の特別委…

ファシズム政権と呼ぶ理由(補)--正しいレッテル貼りの重要性

以前のブローグで、議会や選挙が機能しているのに、ファシズムと呼べるのか、という論点を残しておきました。 レッテル貼りを止めろ、という言い方があります。しかし、私は、十分な分析、思考の後に、ものごとの本質を示すわかりやすいレッテルをはるべきだ…

統一戦線の「大きな旗」(新バージョン)--「ストップ・ザ・アベ」

前の前のブローグでの、統一戦線の「大きな旗」についての質問がありました。そして書いた答は、あまりできが良くなかったので、新バージョンと差し替えます。今度もあまり出来ばえはぱっとしませんが。 この問題の鬼門は、結局、選挙で統一候補ができるかど…

ファシスト達の戦争願望

私と「世に倦む日々」氏との政治判断は非常に重なっています。彼は、 世に倦む日日 @yoniumuhibi · 8時間8時間前 安保法制のマスコミ報道とネット議論、リスクを負うのは派遣される自衛隊員だけという話になっていて、それに皆が乗せられている。勘違いも甚…

統一戦線の論理と緊急的必要性(効用)--伊勢崎氏インタビューから考える

5月23日(土)の東京新聞で、東京外国語大大学院の伊勢崎賢治教授のインタビュー記事が載っています。 氏の議論をほんの一部ですが、紹介した上で、私は、統一戦線の緊急的必要性と効用を議論したいと思います。 熊倉)安倍晋三政権は憲法解釈を変更し集団的…

ファシズムと官僚達――青井未帆氏のインタビュー(新バージョン)

昨日のブローグで、青井未帆氏のインタビュー記事を引用して議論しましたが、私の誤読もあり、お詫びして削除して、新しいバージョンにします。 このバージョンは、氏の主張と、私の安倍ファシズム政権が、官僚(・大資本)のグループと安倍自民党・極右団体…

ファシズム台頭の背景(4)――安倍政権の場合(その2)――ファシズム政権と呼ぶ理由

今日はファシズムの話に戻ります。現在の安部ファシズム政権の支持勢力の第1のグループとして、官僚と大資本を挙げました。 もう一つのグループは、ファシズム勢力の主をなす安倍自民党とそれを支持する極右勢力です。自民党の中には、戦前の体制に戻りたい…

「天皇問題」の実践的重要性

21日付けのブローグへのコメントで天皇の行動の評価について質問がありました。前にも記した通り、このブローグは、友人の友人の範囲を想定していますので、気楽に、質問、ご意見ください。 象徴天皇制の問題は、統一戦線を形成する上で重要な実践的問題であ…

「落選運動」と統一戦線運動

昨日(21日)、国会前の反戦争法制の集会に参加してきました。毎週木曜行なわれる予定の第1回でした。チェックを完全にしたわけではないですが、残念ですが、今朝の新聞などにはほとんど載っていないようです。 2013年末の秘密保護法反対闘争の時を思い出し…

もっと統一戦線の議論を--澤藤氏のブローグ

少し長くなります。引用がある時は許してください。 大阪市廃止住民投票に関して、澤藤統一郎氏が次のようにブローグで書いています。 (澤藤統一郎の憲法日記(http://article9.jp/wordpress/)2015年5月20日) 常識的には、「体制擁護の自民党」と「反体制…

大阪市廃止住民投票結果と統一戦線

このブローグは、批評や議論そのものを目指すのではなく、実践的な目標として、安倍ファシズム政権の打倒を目指し、そのための統一戦線の必要性を訴えるために始めました。でも、書いていると、つい理屈っぽくなって、理屈の方に行きがちです。 今日は、ファ…

ファシズム台頭の背景(3)――安倍政権の場合(その1)

ファシズムは、国際的な経済政治競争や対立が激化し、民主主義・平和勢力を含めた、各勢力がその対応をめぐる力学の中で、既存の国際体制に怨念を抱く勢力が、民主主義や平和主義を弾圧しながら、戦争を準備、実施するために現れてきた、ということを、第1次…

ファシズム台頭の背景(2)--第一次大戦後の場合

国際的な経済・政治競争、対立、ブロック化、等は、そのまま軍事的な競争、対立になるわけではありません。また、軍事的競争、対立、ブロック化が、そのままファシズムをもたらしたり、ファシズムの下で行なわれるわけではありません。 競争、対立、ブロック…

ファシズム台頭の背景(1)

前回、ファシズム政権は、戦争準備、戦争遂行を目的(役割)とするものだと述べました。この戦争準備・遂行の理由、中身を理解するには、何故ファシズムが台頭するのか、という問題を考える必要があります。 ファシズム台頭の背景には、世界的な経済不況やそ…

(続)ファシズムとは?--その目的(役割)とイデオロギー

前回のブローグで、言いたかったことの一つは、ファシズムは、ある程度民主主義が成立した社会で出てくるものだ、ということです。ファシズムは、民主主義では目指す国家や社会、目指す国家の行動や社会の行動が実現できないと考えるので、本質的に民主主義…

ファシズムとは?

ファシズムとは何か、ということを遅ればせながら、書きます。そうすると、何故、統一戦線が必要か、ということもわかってきます。 ファシズムというと、イメージとして、戦前の日本、言論の自由がなく、弾圧があって、教育も戦争賛成で、・・・、国民は不自…

何故このブローグを始めたか

このブローグの目的は、「すべての反安倍ファシズム勢力と連帯すること」と書いていますが、重要な読者としては、私の家族の友人、私の友人の友人を想定しています。なので、家族や友人の皆さん、皆さんの友人にこのブローグを知らせてくださるよう、改めて…

敵が攻撃しようとしている「本丸」は? 

想田氏は次のようにツィートしています。 @KazuhiroSoda 自民改憲案によれば、首相は緊急事態を宣言すれば法律と同一の効力を有する政令を勝手に制定できる。つまりやろうと思えば、政敵を牢獄に放り込んだり、新聞社やテレビ局を閉鎖することもできてしまう…

皇室の慰安、慰霊の意味--反安倍ファシズム

少ししつこいですが、前回の議論、分かりにくかったかもしれないので、次のようにまとめておきます。 従来の憲法第1条の解釈 「この憲法が規定する天皇は、国家権力の淵源を模するという意味で、国家の象徴であり、古来からの国民共同体の絆を強化するパワ…

(続)「象徴天皇=国家公務員」論--憲法原理と「国民の総意」

前回のブローグで、「象徴天皇=国家公務員」論を述べました。これは、国民という主権者(雇用主)が、象徴天皇という職を行なう者を雇用する、ということです。 すると、いくつか疑問が出てきます。その職務は何なのか、そのような職務は必要なのか、何故、…

「象徴天皇=国家公務員」論

前の2回のブローグで、一方に、明治期の人民の起草した憲法案に言及する皇室、他方に、人々の無力を肯定する左派映画監督山田洋次氏、という不思議な対照を見ました。しかし、日本の歴史を見る時、これは不思議というより、歴史的な必然、歴史的弁証法のしか…

寅さんと統一戦線の問題

いきなりですが、私は、山田洋次氏の映画「男はつらいよ」が嫌いです。この点で、ほとんど政治的意見が重なる「世に倦む日々」氏と逆です。柴又の寅さんが、ゴルフ場を歩いていて、プレイヤーが打った球がホールに向かっているところに気づくと、すっと掬い…

皇室のメッセージの影響力と護憲運動

5月4日付の「世に倦む日々」氏のブログ(護憲のシンボルと説得力 ‒ ベアテ・シロタを悼んだ皇后陛下の言葉)は、鋭い提起をいくつもしています。氏は、ツウィッターでもさらに鋭く、次のように言っています。 本当は、われわれ護憲派の市民に抵抗の武器を与…

潜在的な統一戦線(運動)とは(続き)

昨日、みなとみらいの憲法集会に参加してきました。大江健三郎氏のスピーチがありました。私は、ライブで見聞きするのは初めてですが、文章やこれまでに報道された彼の発言の理性的なトーンとは異なり、感極まった様子で、ギュンターとの交流のきっかけが戦…

潜在的な統一戦線(運動)

今日は、これから、みなとみらいの憲法集会に行きます。今まで、バラバラにやっていた組織が一緒にやろう、ということで、大きな集会になりそうです。 いいですね。こういうのが、潜在的な統一戦線(運動)だと私は思います。前に、統一戦線の教科書はないと…

統一戦線の必要性(続き)

今、安倍ファシズム政権に反対するツウィートで、例えば、次の想田のようなものが影響力が大きいでしょう。 想田和弘 @KazuhiroSoda · 4月30日 新聞記者の方から「いまや憲法が事実上停止したような状況ですけど、何か打つ手はありますかね」と聞かれたので…