hajimetenoblogid’s diary

このブログは、反安倍ファシズムのすべての人々と連帯するために、米村明夫が書いています。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

統一戦線運動が打破をめざすもの--小選挙区制が生み出した自民党執行部独裁と「民主党的なるもの」

一昨日のブローグに、次のようなコメントをいただきました。 しかし、統一戦線はおたがい相手の良いところを評価して手を組むべきと思います。「ただ議員になりたい、ただ権力を持ちたいという人々が集まった、現在の民主党のようなもの、あるいは小沢新党の…

倫理としての唯物論(1)--ファシズム政権を目の前にして

今時、誰も唯物論等という言葉を使わなくなりました。おそらく、哲学者でもほとんどの人が議論していないのではないでしょうか。 私は、科学哲学に関心があるのですが、そこでも新しい議論の中では見たことがありません。 あるいはごく一部の人達が議論して…

潜在的な統一戦線について(5)--共産党も閣僚名簿に(続・結)

昨日、「世に倦む日々」氏の立憲連合政府の提案を基に、さらに、①立憲連合政府の閣僚名簿に共産党議員を加える、②立憲党の綱領(基本姿勢)に、「すべての立憲勢力との共同」を明記する、③小選挙区制の廃止、中選挙区制の復活を基本政策に掲げるべき、と述べ…

潜在的な統一戦線について(4)--共産党も閣僚名簿に

今日のブローグは、潜在的な統一戦線というより「影の内閣」の議論です。 昨日、「世に倦む日々」氏の立憲党提案を紹介しました。すばらしいセンスですね。読み直してみると、昨日も書いた、私が感じてきた2つの問題を超えようとしていることがよく分かりま…

潜在的な統一戦線について(3)--顕在化のための「世に倦む日々」氏の提起

情勢が進みつつあります。 こんなサイトが紹介されているのを見つけました。 安保法制を廃案にするためにできること*追記2カ所あり | 上越中央法律事務所 一つでもできることを、私もやるつもりです。 それから、統一戦線についてです。 潜在的統一戦線の…

永続市民革命(4)--「抑圧の文化」

私達は、社会の子であり、時代の子です。父母に教えられ、先生に教えられ、友人やテレビに影響を受けます。すぐれた小説に心を動かされ、すぐれたアジテーターによって行動に誘われます。 「独立」した人格などはないのです。 しかし、自分で感じ、自分で考…

永続市民革命(3)--「市民」への道

昨日のブローグで、私は、自分の感性で感じ、考えようとする人間を市民の「原型」と言いましたが、「原型」というよりも、出発点、あるいは「素材」と呼ぶのがふさわしいかもしれません。 私達は、誰もが市民の「素材」であり、実際に自分の感性で感じ、考え…

永続市民革命(2)--寅さんは、それを見つめない

私は以前のブローグで、「男はつらいよ」が嫌いだと書きました。嫌いなので、よく見ていないので、間違っていたら教えてください。 寅さんは、「よっ、日本の労働者階級諸君っ」というよなセリフを時々いいます--片手を挙げながら。 このシリーズの第1作は…

永続市民革命(1)

「世に倦む日々」氏が、60年代安保闘争を、市民革命として評価する議論をしています(「岸内閣を倒した60年安保 - 突如として起きた市民の大爆発(丸山真男)」)。 実に鋭い提起です。同年4月、韓国の李承晩政権が退陣デモによって倒壊、ハワイに亡命、とい…

潜在的な統一戦線について(2)

私は、2013年の秘密保護法反対闘争の時にも、「潜在的な統一戦線」が存在していたと考えています。 あの時も、政党、諸組織、市民、学者、文化人、ジャーナリスト、マスコミを含む多くの人々、団体が危機意識を持って、秘密保護法反対の意思表明、行動に立ち…

潜在的な統一戦線について(1)

民主主義の要は、2つあります。一つは、選挙であり、もう一つは、デモ、集会等の直接意思表示です。 選挙は、通常のマスコミの報道や生活の中で形成された民意を反映させます。 デモや集会の参加は、いわばライブとして、特定の大きいテーマに関して政治生活…

(続)深く響く音

安倍政権が、戦争を平和と言い換えていることは、ダブルスピークとして強く批判されています。真逆のことを平然と語るわけです。 単に2重基準を用いる、とか本来の言葉の意味と反対のことに言葉を悪用する、とかいうことを超えた醜悪さを感じます。 昨日のブ…

深く響く音

体や心に悪いものを見続けていると、自然と体や心が、深く響く音を求めます。 2003年のイラク戦争の時、私の胸の中で、バッハのヴァイオリン・ソロ、パルティータ2番のシャコンヌ(ニ短調)が、よく響いていました。 この季節は 明るすぎて / 文字が読めな…

「洗脳」によるファシズム政権の侵略戦争正当化戦略と公明党の協力--「存立危機事態」の因数分解から見えること

先日のブローグへのコメントで、他国、あるいは自国への武力攻撃がない場合、「自国への武力攻撃の恐れもないのに、『わが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険』を理由に武力行使に踏み切ることができるとは…

すばらしい経験--長谷部泰夫氏と小林節氏の場合

失礼ですが、私自身も実感していることなのでいわせてください。いくつになっても、失敗はすばらしい経験です。ただし、取り返しがつかないような大失敗(例えば、大怪我とか命に関わるような事)とかは避けるべきですと思いますが。それから、失敗をすばら…

安倍ファシズム政権をファシズム政権として認識することの重要性と、ファシズム政権にとっての「対米従属」の効用

最近、危機意識を表明する人々が急速に増え、またマスコミにも取り上げられるようになってきていると感じます。でも、まだまだ甘い、と私は思います。 昨日は、私の危機意識を書きました。おそらく、中国との戦争に至るという私の説明は、根拠が薄い、という…

どうしても選挙勝利の統一戦線が必要だ--差し迫る破局

私は、秘密保護法制定以来、日本が近い将来に戦争に参加する可能性について強い危機感を持ってきています。 私は、戦争法案が通れば、国連平和維持活動における武力行使、アメリカの戦争への参加、そして中国との戦争、どうのような順序で戦争が行なわれるか…

自民党の村上誠一郎衆院議員が訴える「民主主義の危機、すなわちファシズムの危機」

知らなかったのですが、「村野瀬玲奈の秘書課広報室」に次の記事が出ていました。 自民党の村上誠一郎衆院議員が、日本弁護士連合会主催の2015年6月10日の「安保法制反対集会」に登場し、自民党執行部を批判したスピーチを行ないました。http://muranoserena…

ファシズム台頭の背景(5)――安倍政権の場合(その3)--「戦前の持続」と対米従属

安倍ファシズム政権の国際的な位置づけをしたいと思います(今回はそのための序論に止まっています)。 これまでこのブローグでは、ファシズムの行動の特徴、目的、国際的な背景(歴史的な位置)を議論し、安倍ファシズム政権について、それが2つのグループ…

「やつらを落とせ!」--戦争法案強行の党と議員の恐れていること

6月9日に、村山元首相と河野元自民党衆議院議長が、日本記者クラブで「戦後70年」をテーマに対談しました。 また、12日に、同じく日本記者クラブで、山崎拓氏、亀井静香氏、武村正義氏、藤井裕久氏、古賀誠氏が、安保法制に反対する声明を発表するそうです。…

小さな子供のように正面から叫ぼう、「王様は裸のファシズムだ」。

前に途中となっているファシズム論を再開する気分ではありません。 論ずるより、目の前にあるが如し、です。 山崎氏は、半藤一利氏の発言を次のように引用しています。 15時間 山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki 15時間 前 (続き)「立法権を国会が政府に委任した…

「アベノ・クーデター」政権を倒そう 

3人の憲法学者が、国会参考人として戦争法案を違憲としたことをきっかけとして、マスコミの雰囲気も変わってきました。 その前から、憲法学者や歴史学者の声明がありました。 今日の秘密保護法廃止の国会前の集会に、憲法学者の小林節氏も参加、発言の予定だ…

日本国憲法の歴史性をより自然に理解するために--英文原文の構造的理解から

前の前のブローグで、憲法前文の冒頭の文を取り上げました。そして、その世界史的な意義を想像力を持ってよみがえらせよう、と述べました。 ただ今日も大議論を展開するのではなく、憲法前文の冒頭の最初の文に限って、原文の英文の構造についての検討を行な…

「民主主義擁護全国センター(=ストップ・ザ・アベ・ネットワーク)」--統一戦線の私のイメージ

前のブローグで、6月4日、憲法研究者の3人が参考人として国会に呼ばれて、戦争法案を違憲と断じたことを述べました。 また、憲法研究者達が、6月3日に戦争法案を立憲主義に反し、違憲としてその廃案を求める声明を出しています。 こうした動きが、国立大学で…

安倍ファシズム政権の危険性を感じた時--いく人かの実例

国会で参考人として呼ばれた3人の憲法学者が、そろって戦争法案を違憲と断定したことが報じられています。やはり、基本、根本というもの、すなわち憲法が、歴史的緊急時に議論の戻るべくして戻る場所となりますね。 ところで今日のブローグは、私たちとは異…

今、切実さを持ってよみがえる憲法前文--問われている私達の世界史的感覚

本日(6月4日、アップは5日)も、木曜の国家前集会に参加してきました。 私は新しいニュースを追っかけて論ずるのが性にあわないので、このブローグでは、私が気になっていること、訴えたいことを、行きつ戻りつ、議論していきます。 **********************…

国家と国民--2013年、2014年の皇后の発言

今、国会の集団自衛権の議論に集中すべきと思うのですが、今日は一休みします。 一昨日の東京新聞(6月1日)に、五日市憲法に関する記事が出ていました。明治憲法以前に多摩五日市(現あきる野市)で民間の人々が作った憲法案です。 この憲法案は、東京経済…

安部支持率を落とす方法--第二の翁長氏はいないのか

最近の世論調査で、安部首相の支持率が微減して、49.9%ということです。 何故、このように高どまりしているのか、正直なところわかりません。しかし、3つのことがいえるように思います。 第1に、個々の政策への支持率と首相支持率乖離から考えて、世論調査回…