hajimetenoblogid’s diary

このブログは、反安倍ファシズムのすべての人々と連帯するために、米村明夫が書いています。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

<私の憲法論> 無血革命としての象徴天皇制 II (歴史を通じた人権の徹底を--象徴天皇制廃止の展望(4))

前回からの続きです。 第1条 <X>は、<S>の象徴であり<P統合>の象徴である。 <X>の地位は、主権の存する<Pの総意>に基づく。 <X>は、天皇、<S>は日本国、<P統合>は日本国民統合、<Pの総意>は日本国民の総意を表します。<S>はstateから、<P>はpeopleからとってきたものです。 前回、次の2点を論じました。 ・<S>は、日</s></p></s></pの総意></p統合></s></x></pの総意></x></p統合></s></x>…

<私の憲法論> 無血革命としての象徴天皇制 I (歴史を通じた人権の徹底を--象徴天皇制廃止の展望(3))

論文を書く経験を持つ方はご存じのことですが、書くということは自分で考えたことを表していくことです。しかしそれだけではなく、書きながら新たなことが見えてきたりします。 今回も書きながら何回も憲法を見直したりしましたが、この憲法のすばらしさ、特…

<私の憲法論>  歴史を通じた人権の徹底を--象徴天皇制廃止の展望(2)

前回の続きです。 日本国憲法の第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。 には、重要な論点がいくつも詰まっています。 私の主張を加えながら、その論点を先に羅列します。 ①天皇も…

<私の憲法論>  歴史を通じた人権の徹底を--象徴天皇制廃止の展望(1)

もうすぐ憲法記念日です。 政治情勢はすごい速さで動いていて、しかも、共謀罪、辺野古基地、北朝鮮ミサイル発射に対するアメリカの対応、等重要問題が同時的に発生しています。 私は、そうしたことをまとめて考えたり、他の人に訴えたりするための枠組み、…

グローカルな実践と理論--資本主義の危機あるいは終焉(理論編8)--現在から見たフーコーの限界

本ブローグ4月3日の記事で、潜在的なエネルギーを持つものをコントロールすることに焦点を当てる「新しい工学」の潮流と、<自由>や<競争>でエネルギーを持つ人間のコントロールを志向する「新自由主義」の潮流は、対応関係にあることを指摘しました。 長く…

共謀罪法反対のために私達はどうすればいいのか--あかりちゃんを想い起こす

一昨日(4月6日木曜)、日比谷公園の共謀罪法に反対する集会、デモ、国会請願に参加してきました。「総がかり実行委員会」と「共謀罪NO!実行委員会」主催で、3700人集まったそうです。 久しぶりに、野外音楽堂の中に入ることができました。先々週の国会前…

グローカルな実践と理論--資本主義の危機あるいは終焉(理論編7)--ポパーのピースミール工学とフーコー

今回は、フーコーによる新自由主義を統治テクノロジーとしてとらえるという視点を、ポパーのピースミール工学という論点と関わらせて議論します。 私の見落としでなければ、フーコー自身がポパーに触れた箇所はないようです。しかし、フーコーの新自由主義の…