hajimetenoblogid’s diary

このブログは、反安倍ファシズムのすべての人々と連帯するために、米村明夫が書いています。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

民主主義って何だ!(その9)--沖縄で私達は何を見つめるのか--近代国家と民主主義

共同通信の世論調査(5月28、29日)によると、「日米地位協定を改定するべきだ」という回答が71.0%にのぼった、ということです。この数字は、今後を考える上で何を意味するのでしょうか。また、今後維持される数字なのか、減少していく(あるいは増加してい…

沖縄に対して残酷な安倍ファシズム政権

沖縄の人々は、安倍政権の態度を「差別的」というふうに表現します。確かに差別的ですが、私はさらに残酷であると付け加えます。 ところで、秘密保護法の時以来の経験から、これまで私は官僚に対する見方が甘かったと反省しています。今の安倍政権の酷さ、残…

民主主義って何だ!(その9)--(番外編)国家に対峙する強烈な自我

前回、柄谷があまり人権について議論していないとして、その理由として、①彼の主張するアソーシエーショニズムという分配様式の議論との接点の欠如、②人権論は、社会契約論、近代国家正当化の根拠として把握されている、ことを述べました。 私は、これを、『…

民主主義って何だ!(その8)--国家とは(終)--歴史構造主義の立場から(マルクス主義と民主主義の統合)

今回で、touitusensenwoさんのコメント(質問)に対する答としての「国家--歴史構造主義の立場から(マルクス主義と民主主義の統合)」とはという大げさなサブタイトルの議論の締めを行ないます。 前回、市民革命には3つの意味、すなわち、①ブルジョア革…

民主主義って何だ!(その7)--(続・続)国家とは--歴史構造主義の立場から(マルクス主義と民主主義の統合)

昨日の続きです。 最初に、touitusensenwoさんの問題意識に、違った角度から触れておきたいと思います。 ここで問題にしているのは、近代国家という近代の国際的国家体制の成立とともに成立した歴史的存在です。 そこで、touitusensenwoさんのいう「政府否定…

民主主義って何だ!(その6)--(続)国家とは--歴史構造主義の立場から(マルクス主義と民主主義の統合)

3回前に続き前々回に、次のコメント(質問)をいただきました。 id:touitusensenwo 「民主的選挙による政府であろうと」侵すことのできない人権がある、ということは、「政府」の否定とは違うのですね?直接民主主義を適度に取り入れるということですか? 議…

民主主義って何だ!(その5)--国家とは--歴史構造主義の立場から

国家と国民は違う、という議論を続けます。これから行なう議論は、柄谷行人 が、『世界共和国へ 資本=ネーション=国家を超えて』(岩波書店)や『世界史の構造』(岩波書店)で述べていることを、私なりに、言いなおしたものです。 前回の議論は、基本的に…

民主主義って何だ!(その4)--「民主的選挙による政府」でも、国民と違うのか?

2つ前のブローグに対して、次のコメント(質問)を頂きました。 id:touitusensenwo 国民と政府は違うということは、資本主義の世界では結局一部の資本家のための政府になってしまうということですか?それとも、そういうことを抜きにしても、選挙を経て選ば…