hajimetenoblogid’s diary

このブログは、反安倍ファシズムのすべての人々と連帯するために、米村明夫が書いています。

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ファシズム、新自由主義、そしてポストモダニズム(1)--序論

最初に標題の件とは別ですが、戦争法、憲法問題や最近のベイルートやパリでのテロの件について、すぐれた見識を示されている水島朝穂氏のホームページを推奨したいと思います。例えば、今回のテロの前の2015年1月の「シャルリー・エブド」襲撃の時からぶれな…

ファシズムの目的、イデオロギーと歴史的コンプレックスの感情

このブローグの目的は反ファシズムの運動に連帯し、その前進を目指すことです。 「世に倦む日々」氏は、丸山真男のファシズム論の中で、まず、ファシズムという概念が学問的概念でないかにいう、現在の政治学の風潮を批判しています。そして、丸山真男の1957…

テロへの報復は許されるのか--国連安全保障理事会決議の2つの制限的側面

フランス国内でも、対IS空爆反対の声が上がっています。 日仏共同テレビ局France10及川健二 ‏@esperanto2600 11月22日 ドミニク=ドヴィルパン元首相がイスラム国・空爆に反対して「軍事介入はテロを根絶するのでなく、テロの土壌をつくってしまうのは明らか…

大阪ダブル選挙敗北の意味

大阪で起きていることは、全国で起きていること、起きることを反映しています。深刻な事態だと思います。 どうしたらいいのか? 結論を先に言いますと、基本的には大阪では、もっとこうすればよかった、こうすれば勝てた、というような特別にグッドなアイデ…

カナダ首相「空爆撤退」に続いて、イギリス労働党首「ISISと交渉の時だ」と発言

国連安全保障理事会が、全会一致で決議を出したということが一日前のニュースにあります。国連のサイトで決議本文を探しましたが、探し方が悪いのか見つかりませんでした。 報道を見ていると、ISの「テロ行為(テログループ)とあらゆる手段を持って闘う」と…

空爆の「論理」とダブルスタンダード

ベイルートでのテロとパリでのテロ、それらに対する世界の反応のダブルスタンダードが批判されています。 これまでの、そして現在の空爆(空襲)を正当化する「論理」にも、同じくダブルスタンダードがあります。 東京新聞(2015-11-07)で、福田真悟氏、早…

カナダによる空爆撤退--メディアの責任を考える

touitusensenwoさんからのコメントで、カナダのIS空爆からの撤退方針のことを指摘していただいています。 ツウィートでも端的にこんなふうに書かれています。 エリック ・C ‏@x__ok 11月17日 カナダ人旅行者はカナダの旗をつけて世界を歩く。これはカナダ人…

世界平和の基準としての護憲

戦争法反対運動の総括が途中になっていますが、特にそうタイトルをつけずに、随時論ずるスタイルに変えます。 戦争法反対運動を進めた人々の中に、憲法9条を変えようという「新9条派」というような人達がいます。私はこれに反対です。現在の9条を静かに粘り…

”Abe” are we?--憲法から離れる毎に私達は危なくなっていく

前回、空爆やテロというような逃げ場のない恐怖と苦痛をもたらす圧倒的な暴力について書きましたが、その後で、つぎのような山崎氏のツウィートを見ました。 戦争やテロというような大量の殺戮においては、熱くなって「正義」「正当化」をめぐる議論するので…

空襲とテロ--逃げ場のない恐怖、苦痛

第1次世界大戦以来、戦争は全国民を巻き込む大規模で近代的なものになりました。空襲も開始されます。 水島朝穂氏が書いていましたが(出典はそのホームページだったと思います)、「空爆」という表現は攻撃する側の視点であるのに対し、「空襲」という表現…

ファシズム下の「日常」--民主主義の大切な問題をスルーする人

ある日からファシズムになった、というような明確な線がひけるわけではありません。しかし、ファシズム下では、今までの民主主義ではあり得なかったこと、いけないとされていたことが、「日常」に起こり、行なわれるようになっていきます。 そうしたファシズ…

ファシズム下の日常--私達に何が必要か

少しお休みと思っていましたが、仕事が思うとおりに進まず、ずいぶん経ってしまいました。 これからは、特に新しいことが書けなくても、なるべく少しでも、反ファシズムの連帯の言葉を掲げることにします。 いきなりですが、東京に空襲が行なわれたのは1944…