戦争を許すな、「死者を盗む者」を許すな--SEALDsの集会に寄せて
昨日続いて、学生グループSEALDs主催の国会前集会に行ってきました。
ぐっと元気で、コールもリズムがありました。19:30分くらいになったら、人が混み始め、21時くらいには、1万人と言っていましたが、最後には、1万5千人という報告がありました。
一昨日は、旗がいっぱいで、組織の動員が多くあった印象ですが、昨日は、旗は少数で、個人や個人グループがスマートホーンの情報などを見て、集まってきた感じです。私の隣は、SEALDsのファンのようなおじさんで、学生のコールや演説の合間合間で、のびあがって気勢を上げていました。
私も若い人たちが多くてうれしかったです。
SEALDs (@SEALDs_jpn) | Twitter
がツウィッターのアカウントです。臨場感のある情報が得られます。
大学の先生と学生の連帯も良いですね。これって、60年安保の時もなかったのではないでしょうか。
本邦初、世界的にもそうはないように思います。
同志社大学の岡野八代先生があいさつとコールをしました。岡野氏も、2001年の9.11の時にニューヨークのワールド・トレード・センターの隣のビルにいたそうです。
ブッシュ大統領が、報復戦争、イラク戦争へと拡大していく中で、市民による反戦運動は、困難に陥りました。
特に、兵士の死者が出始めると、「戦争反対は、国のための死者を冒涜する」という批判が現れ、メディアも戦争反対の声を自粛するようになっていったというのです。
戦争は、家族の悲しみも盗んで、さらに戦意を高揚することに利用します。反対勢力を押さえ込むことに利用するのです。
一度戦争が始まると、すべてが急速に変わって、すべての自由は敵視され、抑圧されるようになります(このブローグで紹介した堤未果氏の記事でも同じことを言っていました)。
この戦争法案を通せば、必ず戦争をする、戦争に参加することになります。「後方支援は安全だ」というウソを絶対に通してはいけないのです。
戦争を許すな、「死者を盗む者」を許すな--声を拡げていきましょう。